年齢区分	0～	10～	20～	30～	40～	50～	60～	70～	80～	90～
患者数	1346	418	406	645	909	1551	2784	3716	2403	451

血液・腫瘍内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
130030XX99X40X	【非ホジキンリンパ腫】リツキシマブ（抗がん剤）を使用。	67	14.67	16.48	0.00%	74.52
130030XX97X40X	【非ホジキンリンパ腫】手術を施行。リツキシマブ（抗がん剤）を使用。	36	26.56	33.42	2.78%	77.36
130010XX97X2XX	【急性白血病】手術を施行。化学療法あり。	31	34.19	40.97	3.23％	55.74
130030XX97X41X	【非ホジキンリンパ腫】手術を施行。リツキシマブ（抗がん剤）を使用。定義副傷病あり。	26	30.69	49.99	0.00％	77.19
130040XX99X5XX	【多発性骨髄腫、免疫系悪性新生物】ボルテゾミブ、レナリドミド水和物等（抗がん剤）を使用。	19	17.16	24.70	0.00％	74.79

1.2.4番目の診断群分類は、悪性リンパ腫に対して抗がん剤治療を行うための入院です。輸血を行う場合や抗がん剤の種類によって細分化されています。
3番目は急性白血病の化学療法入院で、主にクリーンルームを使用します。
血液・腫瘍内科では、外来での通院化学療法も積極的に取り入れていますが、治療開始・導入時には副作用をチェックする目的もあり短期間の入院をお願いしています。
クリーンルームを使用する急性白血病や再生不良貧血の治療、悪性リンパ腫や多発性骨髄腫に対する自家末梢血幹細胞移植なども多く行っています。

内分泌・糖尿病内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
100070XX99X100	【2型糖尿病（末梢循環不全なし。）85歳未満】インスリン製剤を使用。	49	12.61	14.27	0.00％	62.08
100070XX99X110	【2型糖尿病（末梢循環不全なし。）85歳未満】インスリン製剤を使用。定義副傷病あり。	18	14.72	15.87	0.00％	67.72
100070XX99X000	【2型糖尿病（末梢循環不全なし。）85歳未満】インスリン製剤を使用しない。	11	11.00	11.16	0.00％	54.82
100071XX99X110	【2型糖尿病（末梢循環不全あり。）85歳未満】インスリン製剤を使用。定義副傷病あり。	11	12.45	15.63	0.00％	56.27
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糖尿病治療の基本は食事・運動療法に加え薬物療法が中心になりますが、長期間にわたり自宅療養での自己管理が重要になります。
当科は重症糖尿病患者の入院が多く、糖尿病教室への参加や各種合併症の精査を行い、年齢・合併症・生活背景などを考慮し病態に合わせた治療プログラムを提案しています。40～50代の働き盛りの患者さんも多く、なるべく早期に退院できるように他職種によるチーム医療で支援する体制をとっています。
（年間患者数が10人未満の場合は「-」ハイフン表示となっています）

呼吸器内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
040040XX9910XX	【肺の悪性腫瘍】気管支鏡検査、気管支カメラ等あり。	105	3.12	3.59	0.00％	70.81
040081XX99X00X	【誤嚥性肺炎】	60	25.37	20.83	20.00％	82.93
040040XX99040X	【肺の悪性腫瘍】化学療法あり。	56	17.04	11.99	3.57％	69.27
0400801499X001	【肺炎等（市中肺炎かつ75歳以上）】中等症の肺炎。	40	17.18	13.51	15.00％	82.50
040110XXXXX0XX	【間質性肺炎】	35	21.51	19.65	8.57％	73.94

循環器内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
050070XX01X0XX	【心房細動など不整脈】カテーテル治療（アブレーション）を施行。	231	4.44	5.30	0.00％	63.65
050050XX99100X	【狭心症や心筋梗塞】心臓カテーテル検査を施行。	189	3.17	3.03	1.06％	68.12
050130XX99000X	【心不全】薬物治療あり。	141	16.75	17.71	7.80％	81.28
050050XX02000X	【狭心症や心筋梗塞】カテーテル治療（冠動脈ステント留置など）（不安定狭心症や急性心筋梗塞に対する治療は除く）を施行。	139	4.51	4.62	0.72％	67.86
050210XX97000X	【房室ブロックなど除脈】ペースメーカー植込み手術を施行。	66	8.48	11.21	3.03％	74.97

当院では、狭心症や心筋梗塞、不整脈に対するカテーテル治療を積極的に行っています。開心術と比較すると体に対する負担が少なく、4日間程度の短期間入院で済みます。
高齢化とともに増加している心房細動に対するカテーテル治療は従来の高周波アブレーションだけでなく冷凍バルーン、ホットバルーンなど先進的な治療法を取り入れています。また、ペースメーカー植込み手術では心収縮低下を防ぐヒス束ペーシングという先進治療を開始しました。
より負担が少なく、より安全な、より効果の高い医療を提供してまいります。

消化器内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
060340XX03X00X	【胆管（肝内外）結石、胆管炎】限局性腹腔膿瘍手術等を施行。	117	10.77	10.61	2.56％	74.17
060020XX04X0XX	【胃の悪性腫瘍】内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術を施行。	48	7.67	8.73	0.00％	74.44
060050XX97X0XX	【肝・肝内胆管の悪性腫瘍（続発性を含む。）】手術を施行。	45	8.22	11.44	0.00％	75.53
060102XX99XXXX	【穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患】	39	6.38	7.87	0.00％	69.46
150010XXXXX0XX	【ウイルス性腸炎】	37	7.35	5.50	0.00％	57.89

脳神経内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
010060X2990401	【脳梗塞（脳卒中発症3日以内、かつJCS10未満）】エダラボン（脳保護剤）を使用。	77	18.19	16.38	42.86％	70.39
010060X2990201	【脳梗塞（脳卒中発症3日以内、かつJCS10未満）】脳血管疾患等リハビリテーションあり。	45	17.27	16.51	20.00％	74.33
010230XX99X00X	【てんかん】	39	6.64	6.32	2.56％	49.46
010061XXXXX0XX	【一過性脳虚血発作】	37	5.73	6.28	0.00％	65.43
040081XX99X00X	【誤嚥性肺炎】	21	34.10	20.83	42.86％	76.90

No1.2.4　虚血性脳血管障害（脳梗塞、一過性脳虚血発作）は脳神経内科入院患者の約半数近くとなります。適応のある方には、経静脈的血栓溶解療法（tPA）や、脳神経外科との連携した血管内治療を含めた急性期対応をしています。入院後早期にリハビリテーションを開始し、また退院支援の早期介入により、退院や回復期リハビリテーション病院等との地域連携を含めた転院を円滑に進められるような体制をとっています。
No3　高齢化に伴い、脳血管障害や認知症を基礎疾患としてもつ方の症候性てんかんが増えてきています。また典型的なけいれん発作を伴わないてんかんもあり、救急を含め対応しています。
No5　加齢に伴い嚥下機能が低下した高齢の方や、脳血管障害・認知症など嚥下機能障害を伴う基礎疾患のある方が多数を占めます。肺炎の治療と併せ、リハビリテーション科・耳鼻科等と連携し、嚥下機能評価・訓練を行っています。

腎臓内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
180040XX01X0XX	【手術・処置等の合併症】内シャント又は外シャント設置術等を施行。	46	11.85	12.41	2.17％	69.54
110280XX02X00X	【慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全】動脈形成術、吻合術等を施行。	45	6.18	8.50	2.22％	68.73
110290XX99X00X	【急性腎不全】	38	17.13	14.30	18.42％	73.95
110280XX99010X	【慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全】手術なし。人工腎臓あり。	36	17.31	14.55	8.33％	66.50
040081XX99X00X	【誤嚥性肺炎】	22	26.55	20.83	40.91％	85.50

1と2はシャント手術のための入院です。1は維持透析中のシャントトラブルに対する手術、2は血液透析新規導入前のシャント作製手術です。
4は慢性腎臓病・腎不全のための入院で、血液透析導入のための入院です。

小児科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
040090XXXXXX0X	【急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症（その他）】	87	5.55	5.94	0.00％	1.08
040070XXXXX0XX	【インフルエンザ、ウイルス性肺炎】	55	5.15	6.03	0.00％	1.27
030270XXXXXXXX	【上気道炎】	47	4.64	4.84	0.00％	2.32
0400801199X00X	【肺炎等（1歳以上15歳未満）】	36	5.50	5.70	0.00％	3.81
140010X199X00X	【妊娠期間短縮、低出産体重に関する障害（2500ｇ以上）】	34	6.65	6.18	0.00％	0.00

こどもが病気かな？という時には、まず小児科で診察を行います。発熱、咳、鼻水、下痢、嘔吐、皮膚の発疹、痛み（のど、耳、頭、腹部）、血尿、けいれん、背が低いなど様々な症状の子供が小児科を受診します。このように小児科では多彩な疾患を扱いますが、その中で入院治療を行うこととなった上位5疾患が、表に示す疾患です。やはり呼吸器系の感染症が上位を占めています。これらの感染症は種々の病原体（細菌やウイルス）が原因です。当科では感染の原因である病原体（細菌やウイルス）を見極め、病原体に応じた適切な治療を行っています。

小児循環器科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
14031XX09910XX	【先天性心疾患（動脈管開存症、心房中隔欠損を除く。）（1歳以上）】心臓カテーテル法による諸検査あり。	118	3.19	4.32	0.00％	9.31
14029XXX9900XX	【動脈管開存症、心房中隔欠損症】手術なし。	59	2.12	5.28	0.00％	15.42
14029XXX97X0XX	【動脈管開存症、心房中隔欠損症】手術を施行。	53	5.64	6.33	1.89％	19.06
14031XX004X0XX	【先天性心疾患（動脈管開存症、心房中隔欠損を除く。）（1歳以上）】経皮的肺動脈形成術等を施行。	33	3.55	5.85	0.00％	7.79
14031XX101X1XX	【先天性心疾患（動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。）（1歳未満）】完全型房室中隔欠損症手術等を施行。パリビズマブを使用した処置あり。	29	42.83	59.22	0.00％	0.00

先天性心疾患を扱う当科は、診断目的での心臓カテーテル検査入院が最も多く、その次は高度先進医療の心房中隔欠損に対するカテーテル治療（ASO）前の経食道心エコー検査入院です。さらに、ASO治療と同様に高度先進医療であるカテーテルによる動脈管閉鎖栓治療（ADO）を合わせた入院が続きます。

外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
060330XX02XXXX	【胆嚢疾患（胆嚢結石など）】腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行。	60	6.02	6.64	0.00％	64.63
060150XX03XXXX	【虫垂炎】虫垂切除術（虫垂周囲膿瘍を伴わないもの）を施行。	45	4.91	5.56	0.00％	42.96
060035XX01000X	【結腸（虫垂炎を含む。）の悪性腫瘍】結腸切除術　全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等を施行。	41	11.39	15.61	0.00％	73.22
060210XX99000X	【ヘルニアの記載のない腸閉塞】	34	8.56	8.98	0.00％	71.44
090010XX02X0XX	【乳房の悪性腫瘍】乳腺悪性腫瘍手術等を施行。	28	8.36	10.15	0.00％	59.18

当院は国の指定した地域がん診療連携拠点病院であり、特にがん診療に力を入れています。進行がんを含めた結腸がん患者さんの60%前後、早期胃がん患者さんなどでは、体に負担の少ない腹腔鏡手術を積極的に行っています。
また、下肢静脈瘤、そけいヘルニア、胆石胆のう炎、虫垂炎といった、頻度の高い疾患や緊急疾患に対しても、24時間対応で診療にあたっています。

脳神経外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
010070XX01X00X	【脳血管障害】脳血管内手術等を施行。	46	12.96	13.93	2.17％	60.02
010040X099X00X	【非外傷性頭蓋内血腫（非外傷性硬膜下血腫以外）（JCS10未満）】	36	21.42	19.10	63.89％	66.50
010050XX02X00X	【非外傷性硬膜下血腫】慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等を施行。	36	11.50	11.75	36.11％	75.61
160100XX99X00X	【頭蓋・頭蓋内損傷】手術を施行しない。	36	9.86	7.34	22.22％	64.67
160100XX97X00X	【頭蓋・頭蓋内損傷】手術を施行。	30	10.87	9.68	6.67％	74.07

疾患の頻度としては、慢性硬膜下血腫及び脳出血が高くなります。脳卒中の治療には脳卒中センターを標榜し、脳神経外科医だけでなく脳神経内科医、リハビリ医、リハビリスタッフと毎日カンファレンスを行い治療方針について検討しています。また、特に閉塞性脳血管障害に対する予防的治療であるバイパス術やCEA（内頚動脈血栓内膜剥離術）に力を入れています。更には頭部外傷・脊椎外傷の搬送患者も多く、救急科医と連携をとりつつ24時間体制で診療にあたっています。

心臓血管外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
050080XX01010X	【弁膜症（連合弁膜症を含む。）】ロス手術（自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術）等を施行。中心静脈注射、人工呼吸あり。	22	22.41	23.93	0.00％	53.14
14031XX003X0XX	【先天性心疾患（動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。）（1歳以上）】心室中隔欠損閉鎖術等を施行。	16	16.25	15.11	0.00％	13.31
14029XXX01X0XX	【動脈管開存症、心房中隔欠損症】弁形成術等を施行。	15	15.73	15.18	0.00％	6.07
14031XX002X0XX	【先天性心疾患（動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。）（1歳以上）】ファロー四徴症手術等を施行。	14	21.71	25.29	0.00％	6.29
050050XX0101XX	【狭心症、慢性虚血性心疾患】心室瘤切除術（梗塞切除を含む。）等を施行。中心静脈注射、人工呼吸あり。	12	22.33	23.29	0.00％	70.25

呼吸器外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
040040XX97X0XX	【肺の悪性腫瘍】手術を施行。	49	9.76	12.35	0.00％	68.39
040200XX01X00X	【気胸】肺切除術を施行。	-	-	10.04	-	-
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肺悪性腫瘍（肺癌）や気胸（肺の破裂（パンク））に対しては体への負担の少ない胸腔鏡手術を積極的に取り入れています。胸腔鏡手術とはカメラを用いて傷を小さくすることで低侵襲化を可能とした手術です。術後入院期間は肺悪性腫瘍手術でおおよそ1週間前後、気胸手術で2～4日前後の方が多いですが、併存症や合併症などで入院期間が延びることはあります。
（年間患者数が10人未満の場合は「-」ハイフン表示となっています）

整形外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
160800XX01XXXX	【股関節大腿近位骨折】人工骨頭挿入術（肩、股）等を施行。	142	24.71	27.09	83.10％	83.51
160690XX99XX0X	【胸椎、腰椎以下骨折損傷（胸・腰髄損傷を含む。）】	52	19.58	19.94	63.46％	81.63
160760XX97XX1X	【前腕の骨折】手術を施行。定義副傷病あり。	37	6.03	9.82	2.70％	76.22
160760XX97XX0X	【前腕の骨折】手術を施行。	30	2.90	5.21	0.00％	43.60
160800XX97XXXX	【股関節大腿近位骨折】手術を施行。	22	23.64	19.73	63.64％	77.27

1　5、【股関節大腿近位骨折】
ほとんどが高齢の方の転倒による骨折です。早期リハビリ開始を目指して可能な方にはできるだけ臥床期間が短くなるよう手術を施行しています。
2、【胸椎、腰椎以下骨折損傷】
いわゆる胸椎、腰椎の圧迫骨折です。臥床期間を短くするため硬性コルセットをなるべく早く装着していただき、早期離床を目指しています。
3　4、【前腕の骨折】
手術で骨接合を施行した場合は、術後の腫脹などを考慮に入れ、短期間ではありますが入院安静をとっていただきます。

皮膚科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
070560XX99X0XX	【全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患】	87	11.52	17.16	0.00％	62.26
080020XXXXXXXX	【帯状疱疹】	73	8.38	8.95	0.00％	71.66
080007XX010XXX	【皮膚の良性新生物】皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）等を施行。	67	3.88	4.14	0.00％	41.55
080006XX01X0XX	【皮膚の悪性腫瘍（黒色腫以外）】皮膚悪性腫瘍切除術等を施行。	57	6.98	8.50	0.00％	77.88
080011XX99XXXX	【急性膿皮症】	49	12.16	11.73	0.00％	64.59

【全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患】
膠原病・リウマチ性疾患は全身性の疾患であり、多臓器に合併症を有することが多いため、関連する複数の診療科による横断的・総合的な診療を提供しています。関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、全身性強皮症、皮膚筋炎・多発性筋炎、混合性結合組織病、血管炎症候群、成人スティル病、強直性脊椎炎、ベーチェット病、などが対象です。今日、関節リウマチ・膠原病・乾癬などのリウマチ性疾患の治療に生物学的製剤や免疫抑制剤などが開発され、その治療は非常に大きく進歩しております。そのためには、早期発見、早期治療が肝心です。自己免疫疾患の治療だけではなく、精密検査入院や合併症に対する治療に対しても入院加療を行っています。また安全に治療が行うことができるようチーム医療を提供しています。
【皮膚の良性、悪性腫瘍】
悪性黒色腫、有棘細胞癌、基底細胞癌等の皮膚悪性腫瘍の早期発見のため、皮膚の色素性病変に対して積極的に検査をしています。病理診断科との合同カンファレンスで良性・悪性の診断確定を行っています。皮膚腫瘍の治療は、早期発見による切除が肝心です。確実な切除と整容面を考慮した治療を提供しています。また、進行がんに関しては化学療法、放射線療法も行っています。
【帯状疱疹、急性膿皮症】
帯状疱疹、蜂窩織炎、丹毒、壊死性筋膜炎等、皮膚感染症による救急疾患に対して入院治療を積極的に行っています。

形成外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
160200XX0200XX	【顔面の損傷（口腔、咽頭損傷を含む。）】鼻骨骨折整復固定術を施行。	30	3.77	5.60	0.00％	31.30
161000X199X0XX	【熱傷・化学熱傷・凍傷・電撃傷（Burn Index10未満）】手術を施行しない。	18	9.78	12.10	0.00％	25.06
070570XX011XXX	【瘢痕拘縮】瘢痕拘縮形成手術を施行し、分層植皮術、全層植皮術も併施。	15	8.33	14.91	0.00％	22.67
161000X102X0XX	【熱傷・化学熱傷・凍傷・電撃傷（Burn index10未満）】分層植皮術等を施行。	14	15.07	25.04	7.14％	38.43
070570XX012XXX	【瘢痕拘縮】瘢痕拘縮形成手術を施行し、皮弁作成術、移動術、切断術、遷延皮弁術も併施。	13	7.31	10.87	0.00％	29.15

当科では、熱傷、顔面、手足の外傷などの症例が多いものの、本統計では、労災事故、交通事故などが入っておりませんので、当科での本来の症例数とは完全な対比とは言えないかもしれません。
熱傷および熱傷後遺症の治療は、現在も全国1位の症例数を誇っています。やけどの最前線基地としての役割を引き続き果たしていきます。
新たな治療として子宮癌、乳癌、前立腺癌などの後遺症である続発性リンパ浮腫に対する、リンパ管細静脈吻合の手術を始めております。

形成外科は形態・機能の回復とQOL向上を目的とする専門外科です。先天奇形や顔面の醜状変形、細かい形態異常などを治療する形成外科と、外傷や腫瘍切除後に可能な限りもとの状態に戻す再建外科と大別されます。形成外科的な細やかな手術、植皮、皮弁、マイクロサージャリーなどの様々な技術を用いて疾患に対応していきます。

泌尿器科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
11012XXX020X0X	【上部尿路疾患】経尿道的尿路結石除去術等を施行。	112	4.89	5.75	0.89％	60.88
110080XX01X0XX	【前立腺の悪性腫瘍】前立腺悪性腫瘍手術等を施行。	65	11.69	12.92	0.00％	68.32
110070XX02020X	【膀胱腫瘍】膀胱悪性腫瘍手術、経尿道的手術を施行。化学療法あり。	36	5.17	7.64	0.00％	71.56
110070XX0200XX	【膀胱腫瘍】膀胱悪性腫瘍手術、経尿道的手術を施行。化学療法なし。	34	6.82	7.31	0.00％	75.68
110310XX99XX0X	【腎臓または尿路の感染症】	34	8.76	12.34	5.88％	69.00

1.上部尿路疾患経尿道的尿路結石除去術等：腎・尿管結石を経尿道的に除去する手術を受けた患者数です。
2.前立腺の悪性腫瘍　前立腺悪性腫瘍手術等：早期前立腺癌で前立腺を根治的に摘除した患者数です。全例ロボット支援で行っています。
3　4.膀胱腫瘍　膀胱悪性腫瘍手術　経尿道的手術：膀胱癌を経尿道的に切除する手術を受けた患者数です。
5.腎臓または尿路の感染症　手術なし：腎盂腎炎や前立腺炎などで発熱された患者さんに対して、点滴と抗生物質を投与して治療した数です。

産婦人科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
12002XXX99X40X	【子宮頸・体部の悪性腫瘍】化学療法あり。	207	3.76	4.98	0.48%	58.96
120060XX01XXXX	【子宮の良性腫瘍】子宮全摘術等を施行。	47	8.87	9.91	0.00%	42.89
120180XX01XXXX	【胎児及び胎児付属物の異常】子宮全摘術等を施行。	42	8.83	9.75	0.00%	32.81
12002XXX01X0XX	【子宮頸・体部の悪性腫瘍】子宮全摘術等を施行。	41	8.59	12.94	0.00%	49.54
120010XX99X50X	【卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍】カルボプラチン+ドセタキセル水和物（抗がん剤）を使用。	39	3.18	4.75	0.00%	56.21

当科の上位5分類のうち1番目と5番目は悪性腫瘍（主に子宮癌および卵巣癌）に対する化学療法であり、全て3日間以内の短期間入院で行われています（社会の高齢化に伴い癌患者さんも高齢化の傾向があり、外来より入院での化学療法を好まれる傾向が高い）。副作用軽減のため3週間連続投与の比率が高く、入退院回数が多くなるため患者数の上位を占めたものと考えられます。
上位5分類のうち残りは、子宮良性疾患（子宮筋腫等）と子宮悪性疾患に対する手術です。
なお、5位までに含まれないが患者数の多いものとして子宮付属器良性疾患に対する腹腔鏡下手術が挙げられ、子宮良性疾患と同程度の患者数です。

眼科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
020220XX97XXX0	【緑内障（片眼）】手術を施行。	245	8.12	8.51	0.00％	67.58
020160XX97XXX0	【網膜剥離（片眼）】手術を施行。	191	8.72	10.21	0.00％	57.01
020200XX9710XX	【黄斑、後極変性】水晶体再建術を施行。	135	6.10	7.31	0.00％	68.04
020200XX9700XX	【黄斑、後極変性】手術を施行。	103	6.54	7.38	0.00％	67.75
020150XX97XXXX	【斜視（外傷性・癒着性を除く。）】手術を施行。	95	3.02	3.28	0.00％	22.93

【緑内障】日本初のトラベクトーム手術を導入しており、病態に合わせて最適な手術を選択しています。
【網膜剥離】内視鏡併用により最終復位率は99%以上です。
【黄斑、後極変性】黄斑手術における合併症率は1%以下です。加齢黄斑変性に続発した多量な網膜下出血では失明することもまれではありませんが、世界初の網膜下内視鏡手術で治療ができるようになりました。
【斜視】日本でも数少ないすべての斜視治療を行える専門施設です。

耳鼻咽喉科・頭頚部外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
030400XX99XXXX	【前庭機能障害】	39	4.44	5.15	0.00％	65.33
030230XXXXXXXX	【扁桃アデノイドの慢性疾患】	35	6.86	8.01	0.00％	20.60
030240XX99XXXX	【扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎】	32	5.13	5.48	0.00％	40.03
030350XXXXXXXX	【慢性副鼻腔炎】	20	7.50	7.23	0.00％	60.00
030428XXXXXXXX	【突発性難聴】	17	8.76	9.18	0.00％	61.94

1：前庭性めまい　非前庭性めまい（中枢性めまいを除く）の疾患群です。具体的には良性発作性頭位めまい症　前庭神経炎　内リンパ水腫　があげられます。
2：習慣性扁桃炎や睡眠時無呼吸症候群治療に対して口蓋扁桃摘出術を行っています。
3：頭頸部感染症でもっとも頻度の多い疾患群です。扁桃周囲膿瘍は扁桃炎が扁桃周囲に炎症波及することで膿瘍形成をきたすことで発症します。切開にて早期に排膿処置を行う必要のある緊急疾患です。
4：保存的治療に抵抗性の慢性副鼻腔炎に対して鼻副鼻腔手術を行っています。ほぼ全例が内視鏡を使用して鼻内手術で行っています。まれに再発例や、難治例には外切開で手術を行っています。
5：原因不明の急性感音性難聴に対して原則入院下でステロイド点滴治療を行います。聴力改善不良例や、併存疾患のためステロイド全身投与が困難な場合はステロイドの鼓室内投与も行っています。

救急科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
161070XXXXX00X	【薬物中毒（その他の中毒）】	32	2.16	3.58	3.13％	43.34
161060XX99X0XX	【詳細不明の損傷等】	23	1.78	4.01	0.00％	44.78
161000X1990XX	【熱傷・化学熱傷・凍傷・電撃傷（Burn Index10未満）】手術を施行しない。	-	-	12.10	-	-

（年間患者数が10人未満の場合は「-」ハイフン表示となっています）

	初発	再発	病期分類基準（※）	版数
Stage I	Stage II	Stage III	Stage IV	不明
胃癌	47	13	16	27	54	38	1	7
大腸癌	42	36	49	62	36	82	1	7
乳癌	45	45	20	-	-	31	1	7
肺癌	53	24	37	98	82	55	1	7
肝癌	-	15	13	10	18	29	1	7

	患者数	平均在院日数	平均年齢
軽症	28	11.79	54.54
中等症	180	19.31	78.62
重症	24	21.79	85.42
超重症	-	-	-
不明	-	-	-

発症日から	患者数	平均在院日数	平均年齢	転院率
3日以内	292	23.29	72.99	39.73％
その他	42	14.76	64.98	14.29％

循環器内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K5951	カテーテルアブレーション（主に心房細動に対するもの）	177	1.05	2.21	0.00％	65.03
K5493	冠動脈ステント留置（安定した狭心症に対するもの）	111	2.38	2.76	0.00％	69.50
K5952	カテーテルアブレーション（主に心房細動以外の不整脈に対するもの）	55	1.62	2.42	0.00％	59.24
K5491	冠動脈ステント留置（急性心筋梗塞に対するもの）	38	0.00	15.47	7.89％	67.68
K5492	冠動脈ステント留置（不安定な狭心症の対するもの）	37	0.11	10.24	2.70％	68.41

心房細動は高齢化社会に伴い増加している不整脈です。治療技術の進歩により成績が向上し、根治が望める不整脈になってきました。当院では従来の高周波アブレーションだけでなく冷凍バルーン、ホットバルーンなど先進的な治療法を取り入れ、成績のさらなる向上を目指しています。
狭心症や心筋梗塞に対する冠動脈ステント留置術は心臓バイパス手術と比較して、体に対する負担が少ないのが特徴です。安定した狭心症に対するステント留置では多くの方が手術2日目に退院します。

消化器内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K7211	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径2㎝未満）	120	0.65	1.43	0.00％	69.19
K688	内視鏡的胆道ステント留置術	73	4.12	8.96	4.11％	77.62
K6532	内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術（早期悪性腫瘍粘膜下層）	47	1.04	5.66	0.00％	74.72
K6871	内視鏡的乳頭切開術（乳頭括約筋切開のみのもの）	47	3.36	8.62	6.38％	73.02
K654	内視鏡的消化管止血術	44	2.20	9.02	2.27％	69.98

腎臓内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K610-3	内シャント設置術	97	6.34	8.99	7.22％	67.60
K6147	血管移植術、バイパス移植術（その他の動脈）	30	5.63	16.07	0.00％	68.03
K616-4	経皮的シャント拡張術・血栓除去術	26	20.73	6.35	0.00％	67.73
-	-	-	-	-	-	-
-	-	-	-	-	-	-

1と2は血液透析のためのシャント作製手術（再建・再作製を含む）です。1は自己血管、2は人工血管を用いた手術です。
3はシャント閉塞時にカテーテルを用いて血栓を除去し、再開通させる治療です。
上記3つはいずれも、腎臓内科の専属する外科専門医が中心となって手術を行っています。
（年間患者数が10人未満の場合は「-」ハイフン表示となっています）

小児循環器科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K574-2	経皮的心房中隔欠損閉鎖術	38	3.11	2.03	0.00％	23.24
K570-3	経皮的肺動脈形成術	27	1.63	1.56	0.00％	7.11
K5952	経皮的カテーテル心筋焼灼術（その他のもの）	17	1.00	2.06	0.00％	11.65
K5621	動脈管開存症手術（経皮的動脈管開存閉鎖術）	15	1.80	1.47	0.00％	8.47
K6153	血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（その他のもの）	13	1.62	1.00	0.00％	4.69

高度先進医療である心房中隔欠損のカテーテル治療は認定施設として当初から認定された全国10施設の東海3県で唯一の施設です。現在迄治療例は400例を超え、成人の治療例も中部地区では最多です。弁を含む肺動脈へのカテーテル治療は、外科的手術と連携して全国有数となっています。さらに動脈管開存へのカテーテル治療も22年にわたる治療歴があり、小児領域での不整脈治療は東海3県で唯一実施されている施設です。

外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K672-2	腹腔鏡下胆嚢摘出術	86	0.85	4.69	1.16％	64.88
K6335	ヘルニア手術（鼠径ヘルニア）	65	1.29	2.68	1.54％	70.43
K634	腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術（両側）	65	1.00	2.00	0.00％	55.09
K719-3	腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術	43	1.51	11.16	0.00％	72.05
K718-21	腹腔鏡下虫垂切除術（虫垂周囲膿瘍を伴わないもの）	37	0.08	3.84	0.00％	38.89

【K672-2　腹腔鏡下胆嚢摘出術】
胆石・胆嚢炎に対する手術ですが、当院では約95%を腹腔鏡下で行っています。特に急性胆嚢炎に対しては、早期手術を行い治療期間の短縮をはかっています。
【K6335　ヘルニア手術、K634　腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術】
ソケイヘルニアは俗にいう「脱腸」のことです。ヘルニアの穴を塞ぐために人工補強材（メッシュ）を用いる手術が主流です。当院では患者さんの状態に応じて直達鼠径ヘルニア手術と腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術を選択して行っています。
【K719-3　腹腔鏡下結腸悪性腫瘍手術】
いわゆる大腸がんに対する手術ですが、当院では約6割を低侵襲の腹腔鏡手術で行っています。

脳神経外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K164-2	慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術	62	1.06	12.76	30.65%	77.23
K1771	脳動脈瘤頸部クリッピング（1箇所）	35	0.66	25.97	25.71%	62.80
K6101	動脈形成術、吻合術（頭蓋内動脈）	35	3.69	15.17	14.29%	54.51
K1426	脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（多椎間又は多椎弓の場合を含む。）（椎弓形成）	32	5.06	15.88	25.00%	72.47
K6092	動脈血栓内膜摘出術（内頸動脈）	30	2.03	10.33	3.33%	71.33

【K164-2　慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術】
　脳神経外科が扱う疾患の中で、最も頻度の多い疾患です。高齢者の頭部外傷後3、4週間で出現する事が多く、局所麻酔下で30分程度の手術で治ります。
【K1771　脳動脈瘤頸部クリッピング】
　脳動脈瘤の治療には開頭による直達手術とカテーテルを用いた血管内手術があります。それぞれメリット、デメリットがありますが、当院では根治性を重視し、開頭術を第一選択としています。また、複雑な動脈瘤に対しては豊富な血行再建術の治療経験を元に、バイパス術を併用し、クリッピングを行っています。
【K1426　脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術】
　当院では全ての脊椎・脊髄手術を脳神経外科が担当し、3名の脊髄外科専門医が常勤し、脊椎・脊髄手術を行っています。脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、腰椎辷り症、脊椎外傷などの疾患は年々増加傾向にあります。脳神経外科医が得意とする神経学的知識を駆使し、症状の責任病変を同定し、主に顕微鏡下に手術を行っています。
【K6092　動脈血栓内膜摘出術（内頚動脈）】
　当院脳外科では虚血性脳血管障害に対する手術を得意としており、脳主幹動脈閉塞症やもやもや病に対するバイパス術や頚部内頚動脈狭窄症に対するCEA手術（血栓内膜剥離術）の件数は中部地区でもトップレベルです。

心臓血管外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K5522	冠動脈、大動脈バイパス移植術（2吻合以上）	24	7.96	20.00	0.00%	70.04
K5761	心室中隔欠損閉鎖術（単独のもの）	19	2.63	13.63	0.00%	3.05
K5551	弁置換術（1弁のもの）	15	8.80	20.20	6.67%	43.47
K5741	心房中隔欠損閉鎖術（単独のもの）	15	2.67	12.07	0.00%	6.07
K5541	弁形成術（1弁のもの）	12	2.58	25.17	8.33%	25.33

呼吸器外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K514-23	胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（肺葉切除又は1肺葉を超えるもの）	27	1.22	8.00	0.00%	68.96
514-21	胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（部分切除）	10	1.10	5.90	0.00%	66.20
-	-	-	-	-	-	-
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【胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（肺葉切除又は1肺葉を超えるもの）】
人間の肺は右が上・中・下葉、左が上・下葉の5つの「葉」から成り立っており、この肺葉の一つを切除するのが原発性肺癌の標準的な手術とされています。このうち胸腔鏡（カメラ）を用いて肺葉を切除するのがこの術式で、原発性肺癌に対して一番行われている術式となります。
【胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（部分切除）】
肺には他の臓器の癌（大腸癌や腎臓癌など）が転移することがあり（転移性肺癌）、この中で病変部位のみ胸腔鏡下に切除したもの、あるいは肺にできた肺癌（原発性肺癌）のうち病変部位のみを胸腔鏡下に切除したものが該当します。

（年間患者数が10人未満の場合は「-」ハイフン表示となっています）

整形外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K0461	骨折観血的手術（肩甲骨、上腕、大腿）	117	1.25	19.53	66.67%	81.24
K0811	人工骨頭挿入術（肩、股、膝）	53	3.23	22.47	86.79%	81.26
K0462	骨折観血的手術（前腕、下腿、手舟状骨）	50	3.04	6.22	10.00%	61.96
K0483	骨内異物（挿入物を含む。）除去術（前腕、下腿）	35	0.77	2.17	0.00%	54.34
K0731	関節内骨折観血的手術（肩、股、膝、肘）	25	1.43	20.64	53.57%	75.86

【K0461】
高齢の方の大腿骨転子部骨折の骨接合術の割合が多く、受傷後のなるべく早期に手術を行いリハビリ専門病院への転院をすすめています。また肩周辺の上腕骨骨折も適応があれば早期の手術とリハビリ開始を行っています。
【K0811】
ほとんどが高齢の方の大腿骨頸部骨折に対する人工骨頭挿入術です。全身状態がゆるせばなるべく早期に手術を施行しリハビリ病院転院を行っています。
【K0462】
転倒による手関節の骨折の割合が多く、骨折の転位が大きい症例には骨接合を行い早期の可動域訓練ができるようにしています。下腿骨骨折は比較的若年の方に多いですがこちらも骨接合や創外固定で早いリハビリ開始を行っています。
【K0483】
骨折に対して使用したプレートやスクリューの抜去手術です。
【K0731】
関節内まで及んだ骨折に対してプレートやスクリューで整復　固定を施す手術で特に膝関節周辺に対して施行する症例が多い手術です。

皮膚科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K0072	皮膚悪性腫瘍切除術（単純切除）	67	1.27	5.18	0.00%	76.66
K0052	皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）（長径2㎝以上4㎝未満）	26	1.23	2.23	0.00%	34.88
K0053	皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）（長径4㎝以上）	17	1.00	2.59	0.00%	43.12
K0051	皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）（長径2㎝未満）	10	1.00	1.50	0.00%	37.90
K0063	皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部以外）（長径6㎝以上12㎝未満）	10	1.00	2.20	0.00%	46.00

悪性黒色腫、有棘細胞癌、基底細胞癌等の皮膚悪性腫瘍に対して、診療ガイドライン　日本皮膚悪性腫瘍学会の皮膚悪性腫瘍取り扱い規約に準じて可能なかぎり切除を行っています。確実な切除とともに整容面を考慮した手術法を考え、皮弁形成を積極的に取り入れています。各癌の診断、ステージングを行い、必要に応じてセンチネルリンパ節生検およびリンパ節郭清も行います。さらに進行がんに関しては、化学療法や放射線治療なども行っています。

形成外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K0134	分層植皮術（200㎝²以上）	23	15.78	27.96	21.74%	52.13
K016	動脈（皮）弁術、筋（皮）弁術	16	9.44	28.06	12.50%	56.31
K333	鼻骨骨折整復固定術	15	1.00	1.00	0.00%	21.07
K0102	瘢痕拘縮形成術（その他）	14	0.79	2.43	0.00%	23.36
K013-22	全層植皮術（25㎝²以上100㎝²未満）	11	5.82	7.45	18.18%	32.45

当科では、熱傷、顔面、手足の外傷などの症例が多いものの、本統計では労災事故、交通事故などが入っておりませんので、当科での本来の症例数とは完全な対比とは言えないかもしれません。

泌尿器科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K7811	経尿道的尿路結石除去術（レーザーによるもの）	118	1.63	2.85	0.85%	61.13
K8036ｲ	膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術）（電解質溶液利用のもの）	73	1.22	3.78	0.00%	73.59
K843-4	腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術（内視鏡手術用支援機器を用いるもの）	65	2.00	8.69	0.00%	68.32
K783-2	経尿道的尿管ステント留置術	44	1.25	5.09	0.00%	60.43
K8412	経尿道的前立腺手術（その他のもの）	35	2.17	4.46	0.00%	72.69

1.経尿道的尿路結石除去術：TULともいいます。細径の腎盂尿管鏡を尿道の出口から尿管さらに腎臓の中に挿入して、結石を直接観察しながら、レーザーを結石に照射することによって結石を細かく砕いて、体外に摘除する手術です。
2.膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術）：膀胱癌に対して最初に行う手術で、尿道から器械を入れて、癌を膀胱の内腔から削り取ります。
3.腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術（内視鏡手術用支援機器を用いるもの）：早期前立腺癌の患者さんにロボットを用いて腹腔鏡下に前立腺と精嚢を摘除して、膀胱と尿道を吻合する手術です。
4.経尿道的尿管ステント留置術：結石などが尿管に詰まって、腎臓が尿で腫れて（水腎といいます）、腎機能が悪化したり、炎症を生じて熱が出た患者さんに行います。尿道から尿管を通して腎臓内にカテーテルを留置して尿の流れを良くする手術です。
5.経尿道的前立腺手術：前立腺肥大症の患者さんに尿道から器械を入れて前立腺を削る手術です。前立腺肥大症のもっとも標準的手術です。

産婦人科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K877	子宮全摘術	95	1.42	7.11	0.00%	48.61
K8982	帝王切開術（選択的帝王切開）	57	6.16	6.93	0.00%	32.37
K8882	子宮附属器腫瘍摘出術（両側）（腹腔鏡によるもの）	41	0.98	4.95	0.00%	33.95
K8981	帝王切開術（緊急帝王切開）	27	4.26	7.56	3.70%	32.67
K861	子宮内膜掻爬術	22	1.09	0.77	0.00%	47.05

当科において患者数の多い術式は、子宮全摘術（良性および悪性疾患）、子宮付属器腫瘍に対する腹腔鏡下手術、子宮脱に対する膣式子宮全摘術、帝王切開です。いずれも従来より盛んに行ってきた術式であり、腹腔鏡下手術に関しては昨今の社会的関心の高まりも相まって今後も増加すると思われます。膣式子宮全摘術は技術的に行えない施設も増えており、当院は他院に比べかなり多いと言えます。また、当院の分娩全体における帝王切開術の比率は比較的高く、これは前置胎盤等のハイリスク妊娠や、胎児心疾患合併妊娠患者が多いことが要因と考えられます。

眼科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K2821ﾛ	水晶体再建術（眼内レンズを挿入する場合）（その他のもの）	716	1.36	1.12	0.28%	72.07
K2801	硝子体茎顕微鏡下離断術（網膜付着組織を含むもの）	454	0.95	5.68	0.22%	63.95
K2682	緑内障手術（流出路再建術）	150	1.69	3.53	0.00%	68.29
K2684	緑内障手術（緑内障治療用インプラント挿入術）（プレートのないもの）	107	1.64	8.03	0.00%	69.28
K2821ｲ	水晶体再建術（眼内レンズを挿入する場合）（縫着レンズを挿入するもの）	67	1.06	3.85	0.00%	68.06

白内障を含め、黄斑前膜、黄斑円孔、網膜剥離などの網膜疾患、緑内障、眼内レンズ偏位などあらゆる眼科疾患に対する手術治療に注力しており、最新の検査機器、手術機器を多数導入しております。通常症例はもちろんですが、他施設では治療困難な難治性疾患に対する治療実績が豊富なため、地域の中核施設として評価されております。日本だけでなく海外学会にも参加して情報収集を行うだけでなく、当院の手術治療も発表しております。

耳鼻咽喉科・頭頚部外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K3772	口蓋扁桃手術（摘出）	31	1.00	5.19	0.00%	20.65
K340-5	内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型（選択的（複数洞）副鼻腔手術）	18	1.00	5.50	0.00%	58.39
K309	鼓膜（排液、換気）チューブ挿入術	14	1.00	1.21	0.00%	5.71
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1：睡眠時無呼吸症候群の治療や習慣性扁桃炎の治療目的として口蓋扁桃摘出術を行っています。全例全身麻酔下で行っております。
2：慢性副鼻腔炎、鼻副鼻腔腫瘍、鼻中隔弯曲症に対して、内視鏡下で鼻副鼻腔手術を行っています。副鼻腔は大きくわけて4洞あり内視鏡下鼻副鼻腔手術Ⅲ型は2洞以上の副鼻腔を開洞する手術です（すべての副鼻腔を開洞した場合はⅣ型となります）。保存的治療で治癒困難な副鼻腔炎や、再発例、腫瘍性疾患に対して行っています。
3：頭頸部領域の重症緊急疾患ある扁桃周囲膿瘍は口蓋扁桃周囲の結合組織に膿瘍形成をし、進展すると縦隔膿瘍に進展します。早急の排膿処置が必要な疾患です。本疾患に対して、経口腔的、もしくは頸部外切開にて切開排膿を行っています。

（年間患者数が10人未満の場合は「-」ハイフン表示となっています）

DPC	傷病名	入院契機	症例数	発生率
130100	播種性血管内凝固症候群	同一	-	-
130100	播種性血管内凝固症候群	異なる	-	-
180010	敗血症	同一	19	0.13%
180010	敗血症	異なる	24	0.16%
180035	その他の真菌感染症	同一	-	-
180035	その他の真菌感染症	異なる	-	-
180040	手術・処置等の合併症	同一	152	1.04%
180040	手術・処置等の合併症	異なる	-	-

平成29年度 JCHO中京病院 病院指標

平成29年度 JCHO中京病院病院指標