除痛率


☆ がんの痛みは、診断時から治療中にも生じることが少なくない症状です。また通常の痛みより強い・辛いことが多く、医療用麻薬(オピオイド)が必要となることが多いです。
☆ 除痛できないままだと、治療意欲を低下させ生活の質(QOL)も悪くなります。
☆ 当院の緩和ケアチーム(緩和ケア委員会)及びがん看護委員会では、患者さんが安心して入院療養できるように、看護師が必ず毎日痛みを聞き取る体制を作り、患者さんをモニターしています。

聞き取り内容
1.痛みでできないこと、困っていることはありますか?(※1)
2.痛みに妨げられず、夜寝れてますか?
3.安静にしているとき、痛みはありませんか?
4.体を動かしても痛みがありませんか?

1が「いいえ」=除痛の新しい定義、2、3、4はWHO方式がん疼痛治療法(※2)の治療目標です。

※1 平成26年4月より 痛み治療に満足、から変更
※2 がんの痛みからの解放 WHO/編 武田文和/訳 金原出版 1996年