実質臓器への転移に対するステロイド治療

実質臓器への転移に対するステロイド治療

他の臓器の転移と異なり、脳転移と肝転移による浮腫は、急速な浮腫増大を伴うことが 臨床においてしばしば経験されます。
イレウス解除のステロイドに準じた投与法によって、症状改善を認める可能性がありますので、脳転移(特に脳圧亢進)や肝転移(被膜の浮腫により表面に突出するCT像が特徴的)の場合は、投与を検討してください。

* ステロイドによる副作用は、消化性潰瘍、血糖異常、ムーンフェイス、精神症状(不眠、せん妄、抑うつ)、カンジダ性口内炎、陳旧性結核の再発 などです。